2019年発売の Pro Display XDR や 2021年以降のMacBook Pro や iPad Pro では XDRディスプレイ が採用されいます。
XDRディスプレイは従来のディプレイに比べ圧倒的なコントラスト比を持っており、今までの約2倍の明るさを出力することもできます。
しかし、省電力など負荷軽減のためにHDRコンテンツや非常に明るい環境でしか、このスペックは発揮できません。
そんなXDRの本気をいつでも出させるのが Mac アプリ、 Vivitです。
Vivit
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OLED と mini LED の違い
mini LED は従来のLEDの完全上位互換である反面、OLED は構造自体が違うと言えます。そのため、mini LEDのさらに上位モデルである Micro LED が次世代 Apple Watch で採用されるという噂も。
mini LED は OLED に比べ、現時点では薄型化しやすく、量産化しやすい傾向になります。そのため、iPhoneを含むスマホやTVではOLEDが採用されることが多い反面、iPadやMacではmini LEDが採用されています。
また、OLEDはインクジェット印刷法により製造されるため200ppiが限界と言われている反面、LEDでは現時点で4536ppiのMicro LED ディスプレイが開発されていることを考えると、今後のAR/VR製品ではOLEDよりLEDディスプレイの方が軍配が上がりそうです。
ただし、mini LED は OLED のようにバックライトをなくしているわけではないため OLED と比べると白の再現性は良い反面、黒の再現性は劣ります。コントラスト比の違いは場合によりますが、省電力性という上ではOLEDの方が軍配が上がりそうです。
ちなみに iPhone は
2019年発売の iPhone 14 Pro シリーズ を初めに、2020年発売の iPhone 12 の全てのシリーズ において 有機EL(OLED) が搭載されたことにより、 Super Retina XDR に対応しました。
人間が知覚できるコントラスト比は1兆:1とされているので、これからもより広いダイナミックレンジを表示できるディスプレイが登場することを期待したいと思います。