Synology の DSM OS は非常に優れた NAS OS だと思いますが、Synology デバイスでしか動作しないのが残念です。
XPEnology によって自作NASなどのマシンでも動作するようですが、内部としては Loader を噛ませて純正の DSM OS を動作させているようです。
そのローダーも複数あるようで、好きなローダーと純正DSMを組み合わせることで自作マシンはもちろん、Promoxなどでも動作させることができそうです。
Synology DSM OS ダウンロードセンター
https://www.synology.com/ja-jp/support/download
Loader まとめ
Arc RedPill Loader (ARC)
https://github.com/AuxXxilium/arc
・公式インストール手順:https://rrorg.cn/archives/Use%20guide
Automatisierter RedPill Loader (ARPL)
https://github.com/RROrg/rr
・公式Wiki:https://auxxxilium.tech/wiki/arc/
・公式インストール手順Youtube:https://www.youtube.com/@AuxXxiliumTech/videos
TinyCore RedPill Loader (TCRP)
https://github.com/pocopico/tinycore-redpill
本家ARPLはすでに開発終了しており、本家ARPLがおすすめもフォークである arpl-i18n が今は主流の様子。
TCRPが老舗だけれど、衰退気味っぽい。TCRPを使う場合はMシェルを使った自動ロードを使った方が良さそう。
ARC も本家ARPLのフォークなようで、arpl-i18nより安定しているという声がある一方で、「Surveilanceライセンス上限の回避アドーンを公開していること」などが理由で、評価していない人もいるっぽい。
ただXpenology公式がARCだけ手順を公開してるが、Xpenology CommunityではARCはあまり取り扱われてないことを考えると難しい。
Loader の決め方
DSM Updates Reporting | XPEnology Community
https://xpenology.com/forum/forum/78-dsm-updates-reporting/
最新のDSMに各Loaderでアップデートした人の報告を確認することで、決めるしかない。「FAILED」でページ内検索すると非対応そうなLoaderがわかる。ちなみにRRとarpl-i18nは同じ。
ただし、CPUをはじめとするハードウェアや物理マシン/仮想マシンの違いや、どのモデル向けのDSMなのかによっても結果は異なるので注意が必要。
導入記事
日本語・arpl-i18n・物理マシン・DMS 7.1
https://nas-nas.hatenablog.com/entry/2024/03/31/054425
英語・arpl-i18n・Proxmox・DMS 7.2
https://dev.to/vinetos/dsm-72-on-proxmox-with-arpl-i18n-1g0n
英語・ARC・Proxmox・7.2
https://blog.nootch.net/post/poor-mans-synology-nas-on-proxmox/
英語・ARC・Xpenology公式
https://xpenology.net/en/guides/install-or-update-dsm-with-arc/